年間行事

2016年4月某日 宇都宮西ヶ丘病院お花見会

2016年度「お花見会」

今年も天候に恵まれたお花見会、今年度の行事がスタートです。

心や体が萎縮してしまうような寒さの季節が過ぎ、ようやく外に外にと気持ちが膨れ上がる時がやってきました。それを象徴するのが桜、私たちにとって桜の花は、毎年特別な感慨をもって待たれる何かです。

それは単に季節の変わり目だけを告げるのではなく、時の移ろいの儚さ、変化してゆくそれぞれの人生的ステージを象徴するものとしても目に映るのです。桜の花は誰もが自分が初々しい十代、学生時代の入学、卒業の時を思い出す色彩でもあります。淡いピンクの色が呼び起こす郷愁、桜前線という言葉はもちろん海外にはない日本独自の概念です。南北に延びた国土ならではの季節の楽しみ方、中にはその桜前線を追って、南から北へ旅する酔狂な人々もいるのだとか、幸せな風景です。

当院敷地内には約50本の桜の木が植えられています。当院開設とともに植えられたそれはまさに当院の歴史そのもの。38年の時間の重みはその刻まれた年輪そのものです。その桜の木の下、入所者と職員が共に季節を祝うイベント「お花見会」が四月十二日火曜日に行われました。入所者はこの時を楽しみに気温の変化に一喜一憂します。それというのも桜の花が満開になる時と、職員総出で行われる「お花見会」が、いつも一致するとは限らないからです。むしろ日がずれることがほとんどですが、2年前の同行事はまさに真っ盛りの花と会が一致して、それはそれは華やかなお花見会になったものでした。

今回は花吹雪を楽しみながらのカラオケ(参加者約20名)と食事です。レクリエレーション係の人たちが、朝からしっかり仕込みして作られた模擬店、屋台の食べ物は香ばしい香りを振りまきながら皆を誘います。用意されたお弁当に加え、花の下で調理される焼き鳥、焼きそば、大判焼き、ところてん、アイスクリーム、そしてジュース類は瞬く間に完売してしまいました。

このお花見会を起点に、今年度もほぼ毎月1回のレクリエーション行事が計画されています。次の行事はバス旅行、行楽シーズンに先駆けて、入院生活の気分転換や英気を養う企画が続いて行きます。

2015年お花見会1 2015年お花見会2 2015年お花見会2
2015年お花見会3 2015年お花見会4 2015年お花見会5
2015年お花見会3 2015年お花見会4 2015年お花見会5
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