年間行事

2015年6月23日(火)第5回日本精神科看護協会総会に参加

 平成27年6月23日栃木県精神保健福祉センターで行われた第5回日本精神科看護協会の総会に参加してきました。午前の部では日精看会員の永年勤続表彰のほか、日精看支部の活動報告として、教育活動報告、レクリエーション活動報告、組織強化活動報告、栃木県支部会計、栃木県支部予算編成の方から経過報告を受け、それに合わせて平成27年度の研修計画を聞きました。

 午後は看護機能の再編成の講習を受け、保護者制度の廃止、医療保護入院制度を改正したことによる問題点として、医療保護入院を改定したことにより三親等までの家族でも医療保護入院が行えるようになり、「入院の手続に困る事が少なくなった」_反面、入院を許可できる家族が増えたことにより「強制的な入院が増える可能性」や、患者本人の意思でない入院の為「退院後に患者と家族との間の関係に問題が生じる可能性」などを考えなければならない事を改めて考えることが出来たので、今後自分が仕事をしていく上で役立てていこうと思います。

 近年では精神科医療に対する需要は年々多様化しており、うつ病などの気分障害や認知症の患者数も増加している。

 他の病院からの意見で「施設等から精神科に来られる認知症患者様はどうしても長期の入院になってしまい施設になかなか戻ることが出来ない患者様もいる。」という意見に対し、講師天賀谷先生は「施設で問題があって精神科に来て、環境を変えているのだからその問題が解決するまでは、焦らず対応して施設に戻れるようにしていけばいい」と返答があり、参考になりました。

 色々な患者様に対する理解を深めるため、今後も研修等に参加し理解を深め患者様の望む生活の実現を目指した看護を行っていきたいと思います。

3F西病棟看護師 石澤昌樹
4F東病棟副主任 大氣隆史
4F西病棟師長 川田洋一

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