准看護師研修会
日 時 平成30年9月13日(木)
場 所 宇都宮市文化会館会議室
主 催 栃木県医師会
参加者 島田、黒崎、宇津木、小池
●講演(1)
「医療現場のヒヤリハットについて」
講師 済生会宇都宮病院 看護課長 医療安全管理者 高川真紀先生
・医療安全取り組みの経過
・ヒヤリハットとは
・医療現場におけるヒヤリハット
・業務上の注意点
・守秘義務について
特に今回重点的に講義された内容は、1999年1月11日、大学病院で起きた患者取り違え事故についての経過です。この事故から学んだことは、間違いが重なると重大な事故を起こすこと。多忙は医療事故を誘発する原因になること。思い込み、コミュニケーションエラーも医療事故の原因になること。また業務の分業化はミスを誘発する一因になること、そして患者の認識を信頼しすぎないということです。スタッフは互いになんでも報告し、常に情報を共有する風土を作ることの大切さを学習しました。
●講演(2)
「職場の接遇、マナーについて」
講師 (株)TMC経営支援センターコンサルティング部講師 沼倉由美子先生
医療機関における接遇の目的は、患者様、及びご家族様の「不安、不審、深い」を取り除き、安心して治療、回復に専念していただくことです。ですが職員の対応次第で、患者様、ご家族様の不安、不信、不快につながることがあります。立ち居振る舞い、言葉使い、敬語を正確に使い分けること。いい表情とは何か、清潔な身だしなみのポイント、お辞儀の使い分け方など、当たり前にできているつもりの項目を再認識する機会となりました。
相手の話を聞くこと一つでも留意しなくてはならない項目があります。
(1)話していることが聞こえている「頷き」
(2)内容が理解できているという「相槌」
(3)相手の話している内容が伝わっているという「おうむ返し」
(4)相手の気持ちが伝わっているという「アイコンタクト」
(5)もっと知りたい、もっと聞きたいという「促し」が大切であることなどを教わりました。
講演内容を自分たちのスキルとして生かしていくために、レポートをまとめるにあたり参加メンバーでこのような内容を話し合いました。
(報告者:黒崎)